【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
あぁ、やってしまった。
この人はムリならいいって言ってくれたのに、恐怖心からとっさに口から出ていく言葉がむりじゃない、だなんて、笑えないよまったく
いや、この状況でムリですなんて言える強者はいるのだろうか。それすらも疑問だけど
だけどそれでも、後悔しかうまれない。
誰か助けてください
教室をぐるっと見渡すも、みーんな見事に視線をそらしてくれた。
いっそ清々しいね!!
親友であるあっちゃんまでもが目をそらして他人のふりをしている。
ひ、ひどいよ!
「日向さん?」
「は、はい! す、す、すすすみません!」
眉をしかめる銀髪ヤンキー君に頭を下げながら後ろをついていく
コワイ、ヤンキーめっちゃコワイ
もうむり、泣きたい