【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女


さっきとは一変して心配そうな顔をするその人はわたしの肩から手を離した


「突然ごめんね? あたしリンの友達なの」


やっぱり、片岡くんの友達だ


でも、わたしなんかになんの用だろう?



片岡くんの友達と言ったらわたしは城田大輔とか、佐野くん、湯上くんくらいしか話したことがない


わたしは見かけて知ってるけど、話したことはないんだ。


「リンのこと好きなの?」


艶やかな唇から飛び出した言葉に首をかしげてしまった


どうしてそんなことを聞くのだろう、と


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