【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
「わたし初めて告白されたとき遊びだとか罰ゲームかなにかだと思ってたくらいだもん……本当だと思う」
それに、教えてくれたあの人わたしを心底心配そうな目で見てたから……
わたしの返事にあっちゃんが声を荒くする。
その声は怒りを強く感じて私が少し恐怖を抱くほど
「リンくんはそんな人じゃないよ!! 麻波はリンくんのこと、信じてあげないの?」
あっちゃんは、片岡くんのことをよく知ってるだろうからそう言うけど、じゃああの人は?
あの人だって、片岡くんの友達だって言ってた。
あっちゃんよりも、片岡くんのことよく知ってるかもしれないじゃん
あの人の言っていることの方が合ってるかもしれないじゃん