【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
片岡くんは城田大輔に引っ張られて来たらしく、城田大輔が片岡くんの腕をがっしりとつかんでいた
「え、麻波?」
片岡くんの声で名前を呼ばれた瞬間、心臓が震えた
体の芯から、喜びを感じてしまう。
きょとんと、とても驚いた顔をしているあたり、片岡くんも無言でここまで連れてこられたのだろう
わたしは逃げ出したくなって、あっちゃんにつかまれていた腕を振り払った
「あ! 麻波!!」