【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
再びつかまって、その行動は意味のないものになってしまった
わたしと片岡くんを会わせるなんて、
こんなこと、きっとあっちゃんが考えたんだ。
わたしと片岡くんに、話をさせるために
話す必要なんか、ないのに……
「麻波? お願いだから思ってることちゃんとリンくんに言って?」
あっちゃんが今日初めて、優しい声で笑ってくれた
でも、わたしは怖くて首を横に振った
直接、片岡くんに遊びだったって言われたくなくて、逃げ出した