【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女


しゃがみこんで、顔を膝のところに埋める。


大丈夫。頑張るんだ。


呪文のように心のなかで何回もその言葉を繰り返していると、肩にポンッとなにかが触れた



ビクッと大きく反応して勢いよく振り返る。


「わっ、ビックリした」


優しく耳を通るその声に表情を和らげた


「おはよ、麻波」


ふわっとした優しい笑顔に自然とわたしも笑顔になる


わたしも、おはようと返事をした


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