光る月、陰る日
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17歳の誕生日、俺は大人への第一歩ということで初めての「繁華街のひとり歩き」をしてみることにした。
しかも夜の、だ。難易度は高い。なんてったって、ここは夜になると完全に無法地帯。男でも複数で歩かないと危険だと言われている。
女なんてもってのほか。女が夜一人でここを歩く、イコール犯してくださいと言っているようなものだ。
そんなものっそい危険な所を一人で歩く俺。
怖ェ。とんでもなく怖ェ。
目立たない様に端を歩いているがめちゃくちゃガン飛ばされる。怖ェ。
もうこっちの世界の住人じゃねェよ、あの眼は。
やめときゃ良かったかも。
そう思ったとき。