少女目線
「じゃあつくればいいのにちかも」


「そんな簡単にできたら苦労しないよ」


「ちかは男子から人気あるんだから…」


いきなり耳元に口をもってくるみきいわゆる内緒話ということだ。


耳がくすぐったいだけなんだけど…


「ほらっあそこ男子だってちかのこと見てるよ」


「だからなんなの?」


「あの中の誰かと付き合っちゃえば?」


「えー。やだよ。みんな好みじゃないもん」


そう言うとみきは耳元から離れてくれた


くすぐったかったという感想しかのべることができない今の会話。


「そんなこと言ってるようじゃ、できるものもできないよ」


「そうかもね。でも気長に探すことにする」


「もったいないなぁ」


「ところで彼氏とはどうなの?」


「ラブラブだよ?それより聞いてよ~。あいつったらさ最近学校でもしたいって言い出すんだよ?」


…私には未知の話だ。しかもそんな話をされても、どう対応していいかわからない。


「そうなんだ。彼氏好きならすればいいんじゃない?」


そうやって曖昧にはぐらかすしか私にはできない…


「そうかな~。でも、さすがに学校ではしたくないよー。」


学校でいつも一緒にいるのに…。そういうことはきちんとするんだ。


「ねぇ…いつも一緒にいて飽きないの?」


「ん?飽きないよ?だって大好きなんだもん」


なんだもんのあとにハートが四つ…


ついたかと思ったのは私の錯覚…


「そんなもん?」


「そんなもん。ちかも彼氏できればわかるよ。」


「私はたぶんわからない…。」


「そんなことないよー。」


するとみきの彼氏登場…。みきの彼氏はバスケ部。といっても背が高いわけではなく。まぁ普通…


典型的なスポーツマンだ。…でも学校でもしたがる男の子
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