少女目線
「あっ。たつやが来た。じゃあ私帰るね~」


「うん。バイバイ…」


そうして私は教室に1人残され帰る準備をする…


「さて…帰ろうかな…」


そうやって1人で靴を履き替え1人で傘をさし1人で帰る…


今日は…本屋にでも寄ろうかな?


そう思い…本屋へ立ち寄る。


そこであなたに会ったんだっけ?あまりにも可憐で…あまりにも美しくて…とてもアダルトだった…私の目線はあなたよりすごく幼いと教えてくれた。


今でもあなたを思うと体がほてってしまう…。あなたを求める体は淫乱なのでしょうか?


そうやって悩んでいたそのころの私にあなたは…


「そんなことないよ…君が僕を求めるように…僕も君を求めているんだ…」


嗚呼…あのころは幸せだった。


そう…本屋に入って私は珍しくエッセイを探していた。好きな作家のエッセイ。


集中して探していた私は、あなたが後ろにいたのに分からなかったのでしょう。


振り向いた瞬間あなたの手にあった本を叩き落としてしまった。


「あっ…ごめんなさい…すぐ拾います…」


「いいよ。僕が拾うから…」
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