とある少女の希望の光
夢を見ていた。
サラの隣にはジルがいる。
ジルは悲しそうな顔をしている。
「どうしてそんなに悲しそうなの?」
「それは…お前が、死んでしまうからだよ」
「私なら元気だわ。ほら、こんなに」
腕を動かそうとしたが上手く動かない。
「あれ?変ね…動かないわ。右腕が燃えるように熱いわ」
「サラ…」
「トキ!会いたかった!」
「君は約束を守れなかったね」
「約束?」
「君と結婚したかった…だけど無理みたいだね。残念だよ」
「待って、トキ!私なら元気よ?待って!」
「さよなら」
いやだ、行かないで!待って!
呪いのせいだというの?
呪われているのは…一体誰?
心まで呪われているというの…?
ああ、もう疲れたわ。
今まで頑張ってきたんだから少しだけ…。
深い眠りにつかせて。