私の真実の恋愛
二回目の「ひとり。」

遅い反抗期

何度も仕事を変えた。
初めは居心地がよかった。景色も人間関係も順調。そう思えたのはほんの一時で、それはあたしがまだ子どもだったから、周りが大人だったから。

ううん。あたしは大人になりたくもなかったし、なりたくてもなれなかった、なろうとしなかったダメな子どもだった。そんなあたしがあたしに嫌気がさして、始まった反抗期。

「都会に行く。一人暮しするから」

25の冬だった。
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