キャラメル
と、笑って見せる。
するとむとの表情も少しだけ、和らいだ
ように見えた。

「なぁ優?」

「ん?どうした?」

「もう少しさ…もう少し」

「うん。」

「俺がもう少ししっかりした男に
なったらさ?
来年の花火大会も、その先の花火大会も
ずっとずっと一緒に行ってくれないか?」

……それってどういう意味なんだろ?

「…それってどういう意味なのかな?」

「……。とと特に何も意味なんてないよ!
たっただ俺自身がお前を守れるような男に
なろうって思っただけだよ!」

…なっなんだ少し期待しちゃったよ…。
でもすごく嬉しかった。一言だったけど。
私の心に深く響いたよ。
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