俺の大嫌いなあの子




涙が目に溜まってる美羽とは裏腹にニヤニヤする俺






「なんで笑ってんの!」




頭を小突いてくる美羽をさっと押さえつける








「ごめん、可愛かったから(笑)」





「っっ」





「赤くなってる(笑)」




「なってないよ!」





「てかどーすんの?(笑)これから」




「もう帰るよ…」






「一人で帰れる?(笑)」





「帰れるよ!(笑)」







美羽は俺を押し返し、さっと立ち上がると


向こうへ走って行ってしまう












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