俺の大嫌いなあの子





校舎の裏を出て、曲がったところにキモ男が凛を探している様子が見えた



あいつ、うちの制服きてやがる。






きっと誰かから借りたのだろう


そりゃ誰も怪しまねぇよな(笑)








「おい、キモ男」





俺の声に反応したキモ男は驚いた顔を見して俺を睨んできた




「お前のせいで凛ちゃんは・・・」





こんなことが聞こえた気がしたが気にしない






「おまえ、凛怖がってるだろ
まぢでやめろ」




「なんだよ、彼氏だからってふざけるな!」





俺に向かってどこから出してきたのかナイフを突きつけるキモ男

なんだよ、こいつやべぇ



ていうか




「は?彼氏?」




たしかにそんなワードが聞こえた






「おまえ凛ちゃんの彼氏だろ」






キモ男の額から汗が吹き出る






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