俺の大嫌いなあの子
「っい…お…っい」
和也くんの腕に倒れ込む私
そんな私に呼びかけた和也くんの声に頭痛がなおる
「あっごめんっ」
急いで体を離す
そんな私に心配した顔をむける和也くん
「やっぱさ…
俺とおんなじ学校にこいよ」
いつもの和也くんからは感じられないようなか細い声
ほんとに心配してくれるのが伝わる
「うん、そうする」
和也くんにあんな顔みせられたら断れない
それに私も怖い
一人ではどうしようもできないよ