俺の大嫌いなあの子
「思い出したのか!!?」
一気に聞いてきたのは和也くん
「思い出したのか!!?思い出したのか!!?」
わたしの肩を大きく揺らす
「ごめん、智のことだけ・・・」
そういうと和也くんの顔が切なそうに歪む
どうしてそんなに焦るんだろう
頭にはてなマークが浮かんでいると
「ありがとう、思い出してくれて」
そういって智はまだ泣いてる
そんなに喜んでくれるんだ
そうおもうと
はやく和也くんのことも思い出さなきゃと思った