俺の大嫌いなあの子



「もういいです、さようなら」



私はそういって立ち上がるととりあえず歩き出す



すると


グイッ



腕を掴まれたかと思うと無理やり男の子のほうを向かされる




「離してください」



静かにお願いする私に対してニヤニヤと笑ってる



「お前さ…道に迷ってんだろ?(笑)」




あ、そうだった

急に恥ずかしくなってくる私に





「うわ、顔赤いよ?(笑)」




といって顔を近づけてくる男の子






「やっ、やめてよ…」



腕で必死に押し返す


それでも男の子の力には敵わない


どんどん顔が近づいてくる








思わず目をつむってしまう





すると





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