俺の大嫌いなあの子
絶対に聞こえるはずのない声に驚く
この声。わかる、和也だ。
思わずテンパる私
舞ちゃんもすごく驚いた顔をしてる
「え?和也?なんで?」
「なんでじゃねーよ
こっちはお前が無理やり作ってくるハンバーグも腹に計算して食ってんだからくれなきゃ困る」
え?
和也がハンバーグ待っててくれたの?
「うそ……」
「うそじゃねーよ
さっさとよこせ。」
ひょいっとお弁当箱からハンバーグをとる
いつもの仕草
「ん、んまい
ありがとな」
そういって去っていく和也