俺の大嫌いなあの子
あの日から美羽は毎日のように俺に会いに来た
大好きです大好きですって口癖のように伝えてきて、俺の冷たい態度なんか見えてないみたいに。
それに、思い出も少しはある
始めての体育祭
俺を応援するためにでっかい旗を作ってきた美羽
でも旗を振りすぎて酸欠になり倒れ、責任者として俺は美羽を保健室に運びリレーに参加できなかった
合唱コン
俺の歌を録音したいと録音機を持ってきた美羽
でもそれが先生に見つかり、またまた責任者として俺と美羽は合唱コンで歌えなかった
2年生のクラス替え
俺と一緒になりたいとうるさく願ってたが、一緒になれなくて号泣してる美羽をなぜか慰めたりもした
研修旅行
クラスが違ったからおんなじ旅館に泊まれなかったのが納得いかなかった美羽
夜、抜け出して俺の部屋にきたところを先生に見つかり俺たちだけ1日早く帰省した
こんな思い出……
簡単にゆうと美羽がいると良いことが無い
だから大嫌いだ
そして3年生のクラス替え
同じクラスになれて喜んでるこいつを見た