【短】《純デビ×ヴァンパイアコラボ小説》 悪魔と天使と人間と吸血鬼
関波君の隣には、あんなに無邪気でカワイイ亜遊ちゃんがいるのに……月模の隣には、極々普通顔の私。


今更だけど、月模にはやっぱりもっとカワイイ女の子の方がいいのかもしれない………ううん。弱気になっちゃダメ。


月模が“好きだ”って言ってくれたのに、こんな風にウジウジ悩んでちゃダメだよ私……


「――葵、ちょっと」


「えっ?」


「悪い。オレちょっと葵に話あるから、2人はのんびりしてて」


ボンヤリと考え事をしていると、月模に腕を引っ張られてリビングから連れ出された。


「つ、月模?いきなりどうしたの?」
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