【短】《純デビ×ヴァンパイアコラボ小説》 悪魔と天使と人間と吸血鬼
父も母もヴァンパイアで、生粋の吸血鬼のオレは、トマトジュースが大好き。


って事で、かなりムリヤリなこじつけだが……赤く色づいた葵は最高にウマそう。


「葵………」


肩に手を添えたまま顔を近づけると、葵も目を閉じた。


1cm1cm近づく度に葵の女性レティユの花の香りが強まって、オレの理性を狂わせる。


――――ガタッ


「「………えっ?」」


突如耳に届いた物音に、オレと葵は同時に目をパッチリと開けた。


なんだ…?今の音。


っ!!まさか……!


心当たりが浮かんだオレは、慌てて音がした方へ走る。
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