【短】《純デビ×ヴァンパイアコラボ小説》 悪魔と天使と人間と吸血鬼
「なぁ亜遊。オレあの時“謝れよ”って言ったけど、やっぱり謝らなくていいわ」


「へっ!?なんで!?」


SかMかで言ったらSの雫が、人が自分に謝罪させるのを止めるなんて……!!


ポカーンと目を見開いていたら、「何考えてんだ」と軽くデコピンされた。


「謝らなくていいからさ………オレの願い事、1つ聞いて欲しいんだけど」


そう言ってジッと私を見つめる雫の目は、真剣その物。


「願い事……?なぁに?」


首を傾げて尋ねると、後ろから何者かの声がした。


「――――…トヨフハ………?」


…………えっ?
< 6 / 29 >

この作品をシェア

pagetop