君色に染まりたくて。


だからちょっと不安だったの

あたしのこと覚えてる人なんているのかなって

李奈はそんなこと心配しなくても大丈夫だよって言ってくれたけど…

今になって弱気になってきたよ…


弱音を吐きはじめたところで、電車が到着した

はぁ…あたし馴染めるのかな…

電車に乗り込み、そのまま近くの席に腰を下ろす


電車内はいつもより空いていた

ふいに、お母さんにいわれた言葉を思い出した

そんなに派手かな、あたし

今になって不安になってきた
あーもう!悪い癖、ほんとやだ。

早く着く事を祈りながらあたしは電車に揺られていた
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