愛は憎しみに変わって
有里の彼は友人の変貌ぶりに驚きを隠せないようだった

無理も無い…
紀之は自慢の友達で尊敬をしていたのは有里の彼だけでは無い…

そんな時に有里の彼の携帯が鳴る
 
『もしもし…ごめん…今取り込み中でさ…ん?…え!?それいつ!?…マジで!?…そうか…解った…教えてくれてサンキュ!又連絡するよ…おぉじゃぁな』

電話を切った有里の彼は愕然としていた


『今友達から…紀之らしい人が駅に居たんだけど人相が変わってて声掛けられなかったって…俺…駅に行ってみるよ』
と言ったところで有里が『駅!?綾香を待ってるんじゃないの?ま、まさか…綾香…ストーカーされてるの!?メールの内容も普通じゃ無いし私も一緒に駅に行くよ!』

二人の慌てぶりに私はどうしたらいいのか余計に解らなくなっていた

紀之のプライドを傷付けたら…
私だけじゃ無く有里達にも危険が及んでしまうんではないか…
身体の震えが止まらなくなっていた…

 
有里の彼が紀之に電話を掛ける

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