忘れた頃にやってきた
だからといって、週末まで仕事を持ち帰ってるわけではない。
オンオフははっきりしている。


「あ〜。やっと飲みに行ける〜!!さっさと行こう!!」


金曜の夜。
仕事をいつもより早く切り上げ、同僚たちと飲み会。


「今週もお疲れさまー!」


ビールを高々と上げて乾杯をすると、夏帆は、グイグイといい具合に冷えたビールをジョッキ半分くらいまで飲んだ。


「本当にお前、おっさんやな!」


夏帆の2年先輩の幸太郎が、ゲラゲラ笑いながらいつものノリで夏帆にツッコミを入れる。


「幸太郎さーん!そりゃないですよ!」


反論する夏帆。


「ははは!間違いない!五十嵐って本当に発言や動作が女の子じゃないよな!」


上司も同じノリで夏帆にツッコミを入れてくる。


「美奈子さんまでー!皆、酷いなぁ!」


夏帆が、皆に反論する。



まるで、可愛い妹をからかって楽しむ兄さん、姉さんのような上司、先輩たち。
夏帆はこの環境に居心地の良さを感じながら、毎日を過ごしている。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

働き者の彼女は臆病者
Kate.S/著

総文字数/4,141

恋愛(実話)6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop