鳩羽の独人
どこかで聞いたことのある声。

次第に目を開けると、なんだかジャニーズに所属してるような綺麗な顔をした男が座っている。

「覚えてねぇのかよ」

そう言って、真っ黒なライターを私の顔の前でふっている。

小さい文字で。私の勤めているキャバクラの名前が記されている。
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