彼と私の××
葵side
"やっぱり付き合えない"
って今日こそは言わなきゃ!!
勇気を振り絞って、廊下を歩く。
ドンッ 誰かとぶつかってしまったみたいだ。
一応、誤っておく。
「ご、ごめんなさい?!」
「わりぃ」
ビックリした。なんと、"その"瑛太君だったのだ。
「あ、あの!瑛太君おはよう!!」
じゃなくて、違うでしょ!!
「あ、あの…」
すると、瑛太君の手が近づいてきた。
小さい悲鳴をあげ、体がビクッとなった。
手は離れ、瑛太君は難しそうな顔をして何処かへ行ってしまった。