彼と私の××
瑛太君を探しに、今屋上の階段を登っている。あ、見つけた。瑛太君を見て、すぐ走って行く。
「大丈夫!?怪我、血出てる(汗」
よく見ると、顔の数カ所に渡って怪我ができていて、血が出ていた。
あ、そういえば瑛太君は不良君だったな。
と思いながら瑛太君を手当した。
「さんきゅ」
ドキッ 瑛太君が微笑んだ。カッコイイな。
突然、瑛太君に腕を引かれた。
そしてキスされた。
「瑛太く、んっふぁっ///」
変な声が出てしまった。ていうか、瑛太君キス上手いな…。彼女とかいたんだろうな…と考えたら、胸ズキッとした。
なんて事考えてると、ゴソゴソ
瑛太君に服を脱がされた。
「ちょっと///」
ビックリした。必死に抵抗したが、瑛太君は力が強くて効かなかった。なにこれ怖い。怖い。
「う、うえーん」
遂に泣いてしまった。
「ー〜〜!!ごめん。」
私に瑛太君のパーカーをかけてくれた。
あぁ優しいな。
「ごめん。もう絶対しない。」
「佐藤は俺が怖くて断れなかったんだろ?分かってたのに悪かったな。」
まさか知ってるなんて。でもなんで?
なんで瑛太君はそんな顔をするの?
気になって聞いてみた。
「なんで?なんで瑛太君は私なの?」
「私なんて地味で目立たないのに。」
「それは…」