俺たちの妹
俺は、司さんから聞いた話を確かめる為に、早速美晴の病室の前に来ていた。

美晴、話してくれるかな…

そんな不安がふと過る。


……意を決して

コンコン

「はぁい、どうぞ」

美晴の声が聞こえた。



ガラッ


「美晴…昨日は来れなくてごめんな…」

先ずは昨日の事から…

「ひな兄。来てくれたんだ。ありがとう。忙しいの分かってるから、無理に時間作らなくても大丈夫だよ」

美晴の笑顔にはほんと癒される…

「あ、そうだ。昨日ね、ゼリー少しだけど食べれる様になったの。葵が沢山励ましてくれて…頑張ったんだよ」
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