俺たちの妹
「「「…………みぃちゃんだっっ‼︎おはよ〜」」」

クラスのみんなの声が揃った。

「…おはよ。……久しぶり…だね」

「もう、平気なの?」
「みぃちゃんに会いたかった〜」
「会えなくて寂しかったよ〜」


みんな嬉しい言葉をかけてくれる。

「みんな…ありがとっっ…」

みんなの優しさに触れて涙が溢れてきた。

「やだ、みぃ。何泣いてるの」

桜が涙を拭きながら頭を撫でてくれた。

「へへっ。みんなが優しくて、嬉しくて…みんなありがとっ」

泣きながら笑うと…

『……か、かわいい///…』

男の子は真っ赤になってた。

「もう、みぃ。惚れさせたらダメじゃない」

桜は呆れてる。

「惚れさせてなんかないよ〜。いつも通りだもん」

「無自覚は罪だよみぃ…」

桜に肩をポンっと叩かれた。

< 117 / 702 >

この作品をシェア

pagetop