俺たちの妹
彩の言葉に頷くみぃ。

「彩さんは……いずれ身内になるんでしょう?」

その言葉に頬を染めた彩。

「だから…他の人よりも打ち解けれるっていうか…私にとっては、かな兄と同じで彩さんは必要な存在なの」

「みぃちゃん…嬉しい言葉をありがとう。彼方よりみぃちゃんと付き合いたいわぁ。みぃちゃんの応援があるんだもん。破局しない様にしなきゃね」

「え、破局しそうなの?」

みぃが驚く。

「違う違う、まだその気はないから。でも、しっかり捕まえてなさいよっていう、私から彼方への忠告」

彩の言葉に背筋がゾッとした。

彩と別れるなんて事になれば、彩だけじゃなく、みぃからの信用もなくすのか…

離すつもりはなかったけど、気をつけないとダメだな…
< 125 / 702 >

この作品をシェア

pagetop