俺たちの妹
「ひな兄おはよ。大丈夫?」

美晴が起きてきた。

「美晴、おはよ。大丈夫だよ。心配してくれてありがとな」

頭をポンっとすると、首を振りながら、

「私はいつも心配してもらってるから、こういう時くらい心配させて?私に出来ること何かない?」

心配そうな目で見上げてきた。

「みぃ。日向、今日は仕事行くから、仕事から帰ってきたら色々してやって。でも絶対に2人ともマスクをする事。いいね」

「はぁい。わかった」

美晴は自分が役に立てるのが嬉しいみたいだ。

たまには美晴に看病されるのもいいかも知れないな…

なんて思いながら、仕事へ行く準備をした。
< 144 / 702 >

この作品をシェア

pagetop