俺たちの妹
「あ〜、そういうことね。日向、限界来る前に判断しろよ」

「……頑張ります」

佐々木先生は俺の肩を叩いて、デスクに着いた。

「おはようございます」

と次々に医局にやって来る先生たち。


先生達が揃ったところで、

「今日のカンファレンスはお昼からだから忘れるなよ〜」

医局長からの伝達があった。



それぞれ外来診察室へ向かう。


「日向先生、今日もよろしくお願いします」

今日外来担当の看護師の野村さんに声をかけられる。

「うん、よろしくね」

やんわり答えると、

「日向先生、顔色良くないですけど大丈夫ですか?」

野村さんにも心配される始末…

「そんなに悪い?まだ大丈夫だよ」

「まだって…体調悪いんですね」

キッパリと言われてしまうと俯くしかない…
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