俺たちの妹
「や、大丈夫だから」
測るのはマズイ…
絶対朝より上がってる気がするし…
「大丈夫じゃないですよ。ちゃんと測って下さい」
こういう時の看護師は強いな…
「診察は、測り終わるまでの間止めておきますね」
にっこり笑った野村さんは有無を言わさない感じで診察室を出て行った。
しぶしぶ、体温計に手を伸ばす。
ピピッ、ピピッ、ピピッ
「……っ‼︎ やっぱり上がってる…」
体温計の表示は38.5だった。
「日向先生、測りましたか?」
タイミング良く野村さんが入ってきた。
「測ったけど……大丈夫。そんなになかったよ」
何とか誤魔化したい。
「そうですか?…見せて下さい」
「へ?」
「だから、体温計見せて下さい」
「どうして?」
「そんなになかったら見せれるでしょ?」
流石、毎日患者さんと接してるだけあるな。
測るのはマズイ…
絶対朝より上がってる気がするし…
「大丈夫じゃないですよ。ちゃんと測って下さい」
こういう時の看護師は強いな…
「診察は、測り終わるまでの間止めておきますね」
にっこり笑った野村さんは有無を言わさない感じで診察室を出て行った。
しぶしぶ、体温計に手を伸ばす。
ピピッ、ピピッ、ピピッ
「……っ‼︎ やっぱり上がってる…」
体温計の表示は38.5だった。
「日向先生、測りましたか?」
タイミング良く野村さんが入ってきた。
「測ったけど……大丈夫。そんなになかったよ」
何とか誤魔化したい。
「そうですか?…見せて下さい」
「へ?」
「だから、体温計見せて下さい」
「どうして?」
「そんなになかったら見せれるでしょ?」
流石、毎日患者さんと接してるだけあるな。