俺たちの妹

美晴side…

「ただいま〜」

学校から帰ると、リビングの机にかな兄からの置き手紙があった。


『みぃ、おかえり。日向が高熱出て帰ってきてます。部屋で寝てるから、起きてくるまではそのままにしててあげて。
出来たら、お粥作ってくれてると助かるな。看病してもいいけど、絶対にマスクは付けておくこと。何か困った事があったら、遠慮なく連絡してくれていいからね。無理はしないでね。』


ひな兄、熱出たんだ…

大丈夫かな…

マスクしてたら看病していいって書いてるし、とりあえずマスクつけとこ。

ひな兄、寝てるかな?

少しだけ…

そ〜っとドアを開ける。

ベッドで眠るひな兄が見えた。

少し息が荒くて、顔も赤い…

「ひな兄?」

心配になって、小さな声で声をかけてみた。

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