俺たちの妹
「……わかった」

その間は何だよ…

何か隠してる?

でも、自分から言い出さないとダメだよ。


「じゃ、晩御飯にしよっか。今日は何?」

「魚の煮付けと、きんぴらごぼうと、ほうれん草のお浸しだよ」

「和食だね。楽しみだな〜」

「今、準備するね」

キッチンで、準備を始めたみぃ。


「手伝おうか?」

「じゃぁ、ご飯とお箸並べてくれる?」

「了解」

テーブルに次々と晩御飯の用意がされる。

準備が終わって、2人で席に着く。


「「いだきます」」

2人で一緒に食べ始める。

「みぃ。美味しいよ。これだけ作るの大変だったんじゃない?」

「良かった。ひな兄にもたまご粥、褒めてもらえたの。それほど時間はかかってないから、大丈夫だよ。」

日向のヤツ、抜かりないな…

「体調第一だからね。無理はダメだよ」

「うん、気を付ける。あ、そうだ。葵がね、かな兄かひな兄に教えて欲しいことあるんだって」

「葵が?」

「うん。言ってた」

「いつでもおいでって伝えてて」

「わかった」
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