俺たちの妹

日向side…

熱を出して早退した翌日。

目を覚ますとすっかり体は軽くなっていた。

俺ってやっぱり体力あるな…

思わず自画自賛してしまう。



カチャ

リビングの扉を開けると兄貴がいた。

「兄貴おはよう」

兄貴に声をかける

「お、日向じゃん。体調はもう大丈夫なのか?」

「ああ。すっかり良くなったみたい。体も軽いよ」

「そっか。よかった…
みぃも色々してくれたみたいだしな」

「あぁ。お粥作ってくれたり、水枕してくれたりしたよ。
そのおかげて良くなったのかもな。
美晴が起きてきたらちゃんとお礼言わなきゃな」

「昨日、ちょっと情緒不安定気味だったから、お礼で元気づけてあげて」

「そうなのか?」

「うん、『私、何も出来てない』って泣き出しちゃって…」
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