俺たちの妹
「じゃぁ、診察始めようか。
まず、座るのは無理そうだな…
ベッドに寝かせてもらっていいか?」

「はい…美晴、司さんが診察してくれるから、ベッドに寝かせるよ」

眠っている美晴に一応声をかける。


「……………つ、くん?」

少し目を覚ました。

「みぃ。熱高いから、日向が病院に連れて来てくれたんだよ。
少しだけ診察するね」

コクン…

司さんの診察が始まった。

ハァハァハァハァ

やっぱり美晴の息が荒い。

「熱も測るね」

体温計を滑り込ませた司さん。



ピピッピピッピピッ

「う〜ん…高いな…」

「どうでした?」

「39度3分。
そりゃ、息も荒くなるはずだよ。
…みぃ、点滴しよっか」

ケホケホッゴホゴホッ

「あれ、咳の種類変わってきたね…」

そう言いながら、もう一度聴診する司さん…
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