俺たちの妹
ガラッ

「司っ‼︎みぃがまた発作出たって聞いて来たんだけど…落ち着いたみたいだな…よかった…」


「彼方。とりあえずは落ち着いたけど、まだあんまりいい状態じゃないよ。熱が下がってないし、酸素マスクはまだ取れそうにないかな…」


「そうか…もともと喘息の状態も、そんなに良くないもんな。
とりあえずは熱が下がって欲しいんだけど、まだ下がらないか…」


みぃの頭を撫でる彼方。

首元に手を当てた時みぃが目を覚ました。

「………………ん、かな、にい?」

「みぃ。さっき発作出たんだけど、どう?大丈夫?」

「………うん」

「みぃ。正直に言ってごらん」

俺の顔を捉えて、諦めた様に微笑む。
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