俺たちの妹
「みぃ。ひな兄来てくれるって。それまでここで休ませてもらってて」

「彩先生、お願いします」

「もちろんよ。みぃちゃんは私の大事な妹だもん。しっかり見とかないと彼方に叱られるわ」

ここの養護教諭である彩さんは、かな兄の彼女。

「彩さん、ケホッ…ごめん、なさい」

みぃはベッドに横たわりながら謝る。

「気にしないで。私の仕事だもん。みぃちゃんはしっかり休みなさい。
体調はどう?咳が酷そうだけど…熱は?」

そう言いながら、みぃのおでこに手を当てる。

「……一回計ろっか」
そう言いながら、みぃの服の中に体温計を滑り込ませる。

「…ん」

体温計が冷たかったのか、少し身じろぐみぃ。
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