俺たちの妹
「ゴホゴホッ…ヒュー…ゴホゴホッ…スー…ゴホゴホ…ヒュー…ゴホゴホ…ハー…ゴホゴホ」

「みぃ、落ち着いて」

「ゴホゴホ…スー…ゴホゴホ…ハー…」

「そう、上手だよ」

「スー…ハー…」

「みぃちゃん…よかった…」

「野上さんがいてくれたお陰で長引かずにすんだよ。
ありがとう」

つーくんが紗希ちゃんにお礼を言った。

「いえ。仕事終りに寄っただけなので…」

「つ、くん…あり、がと」

「みぃ。最近落ち着いてたきてから、ビックリしたな。
ちょっと呼吸しやすくなるまでは酸素マスクしてて」

コクン

「….…み、みぃちゃん……
さっき話してた『つーくん』って……」

「みぃが言う『つーくん』は俺のことだよ」

サラッと暴露したつーくん。
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