俺たちの妹
体育
美晴side…
3日間安静にしていたので、発作は起きず、無事に退院することができた。
久しぶりの登校も無事に果たして、学生生活を満喫していた。
季節は梅雨が明け、夏に向い始めていた。
「こんなに暑いのに、外で体育なんて最悪〜」
午後の授業は体育になってる。
今日は朝からこの話題で持ちきり。
「みぃちゃんは見学でいいな〜。
陰に居れるんだもんね。
羨ましい〜」
悪気はないクラスメイトの言葉。
でも、傷つくな…
私も体育してみたいのに…
「そうかな。
私は参加出来ないけど、みんなのこと応援してるね」
「うん、応援してて〜。
みぃちゃんの応援があったら頑張れるから」
そんな話をしながら昼休みを迎えた。
「みぃ。ご飯食べよ」
桜が声を掛けてくれた。
「うん。今日は中庭にしよ」
教室に居たくなくて、返事をする。
「今日は俺もいい?」