俺たちの妹


あぁ………


嫌な予感はこれだったか……










「私がどうこう言えることじゃないよ」




「そっか。それもそうだよね。
でも、2人が付き合ってないって分かっただけでも良かった。



今日、見学した甲斐があったな〜」


「え。それって……どういう意味?」



「えへへ。 これ、ワザとなんだ〜。
今日の体育見学するための」


そう言って、足を指差すアンちゃん。


「…………」
何も言えなくなった。

「あ、怪我はほんとだよ。
でも小さな怪我。
ほら、私丈夫だから。
直ぐに治るのよ。




あなたと違って、丈夫なの」




あぁ、この子は私の体の弱さを見下してるんだな……

普通の子はそうか……
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