俺たちの妹
葵side…
今日は暑いから保健室で見学して欲しくて、お昼ご飯をみぃ達と食べることにした。
みぃの食事の量が少し増えていて、安心した。
体調崩すと何も食べられなくなるのは、昔から変わらない…
桜と俺が食べ終わった頃に、見学の話を持ちかけた。
けれど、あっさり却下……
まぁ、みぃらしいけど。
体育の授業中、様子を見ておかないと、熱中症になるかもしれないな…
そう思いながら、ちょこちょこ見ていたはずなのに、いつの間にか一緒に見学していた子は隣にいなくて、1人になっていた。
「あれ、みぃちゃん1人だよな」
そう声を掛けて来たのは、親友の悠斗(ユウト)。
悠斗は、俺がみぃを気に掛けている理由を知っている1人。
「あぁ。気づいたら1人だった。
隣に居た子どうして居ないんだろ…」