俺たちの妹
今までは簡単に出来たのに、葵の邪魔しちゃダメって思うと出来なくなった。
どうしよ……
余計に心配かけるだけなのに…
せっかく来てくれたのに……
こんなんじゃダメって分かってるのに……
どうしたらいいのかも分からない……
首を振って否定するしかない。
葵は呆れちゃったのか、病室を出て行ってしまった……
「みぃ。どうしたの?
さっきまでは普通に話せてたでしょ?
見学中に何かあった?」
ベッドの横にある椅子に腰掛けながら、聞いてきた。
図星過ぎて、桜の問いに見つめ返すしかない…
「………あったんだね。
私で良かったら聞くよ。
ってか言って」
有無を言わさない表情で見つめられると、自然と重い口が動く。
「あ、おいを…自由に、して、あげなきゃ、なの」
「自由?」
「私に構い過ぎてるのよ……
アンちゃんが葵と付き合ってるんでしょって。
知らない人から見たらそう見えてるんだよ」
「みぃ………
いいじゃない。
私達の関係は私達の自由だよ」
「でも葵は優しいから…
私をほっとけないんだよ……」
「みぃが、側にいてって言ったから葵は側にいるの?」
フルフル……
首を振って否定する。
「そうでしょ?
私も葵もみぃと一緒に居たいからいるの。だってみぃの側は居心地がいいんだもん」
「でも、すぐに体調崩すし、迷惑ばっかりかけてるよ…」
どうしよ……
余計に心配かけるだけなのに…
せっかく来てくれたのに……
こんなんじゃダメって分かってるのに……
どうしたらいいのかも分からない……
首を振って否定するしかない。
葵は呆れちゃったのか、病室を出て行ってしまった……
「みぃ。どうしたの?
さっきまでは普通に話せてたでしょ?
見学中に何かあった?」
ベッドの横にある椅子に腰掛けながら、聞いてきた。
図星過ぎて、桜の問いに見つめ返すしかない…
「………あったんだね。
私で良かったら聞くよ。
ってか言って」
有無を言わさない表情で見つめられると、自然と重い口が動く。
「あ、おいを…自由に、して、あげなきゃ、なの」
「自由?」
「私に構い過ぎてるのよ……
アンちゃんが葵と付き合ってるんでしょって。
知らない人から見たらそう見えてるんだよ」
「みぃ………
いいじゃない。
私達の関係は私達の自由だよ」
「でも葵は優しいから…
私をほっとけないんだよ……」
「みぃが、側にいてって言ったから葵は側にいるの?」
フルフル……
首を振って否定する。
「そうでしょ?
私も葵もみぃと一緒に居たいからいるの。だってみぃの側は居心地がいいんだもん」
「でも、すぐに体調崩すし、迷惑ばっかりかけてるよ…」