俺たちの妹
「2人は俺が送るから大丈夫。それより、熱中症になったんだろ?大丈夫なのか?」
スルーされて少し悲しそうなひな兄。
「ひな兄…心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ」
にっこり笑ったみぃ。
「ほんとかよ。美晴の大丈夫は信用出来ないからな…」
そう言いながら、体温を記入されてる表を見る。
「ひな兄、ひどい……」
「酷いのはどっちだよ。まだ微熱あるじゃん」
ひな兄の声に押し黙るみぃ。
まだ微熱あったんだ…
「でも、しんどくないもん……つーくんにもそう言ったもん…」
目が潤んできたみぃ。
「やべっ…みぃ、悪かった。疑って悪かった。だから泣かないで…」
ひな兄が必死に謝る。
その姿を見て、思わず桜と顔をを見合わせる。
「「ぷっ。…あははは」」
笑いが耐えられなくなった。