俺たちの妹
「かな兄のご飯、ご馳走になろうと思って。みぃも一緒に食べよ」

「そうなんだ。
かな兄のご飯、美味しいもんね」

みぃはにっこり笑って、ベッドからゆっくり降りてきた。

3人で、リビングへ向かう。

「温め直すから、座ってて」

かな兄の言葉に俺たちは従って椅子に座った。

「みぃ、疲れは取れた?」

「うん、眠ったらなくなったよ。
でも、途中で眠ったりして、2人に悪いことしちゃったかな…」

「大丈夫だよ。
2人がみぃにありがとうって言ってたよ」

「良かった……教えると私も勉強になるし、いい機会なの」

「そうだな。教える事で自分の中でも再確認だもんな」

「うん。葵には教えるより、教えてもらうことの方が多いからね」

「また明日も勉強会やる?」

「桜と悠斗くんが良かったらね」

「2人はいいと思うけど、みぃの体調気にすると思うよ」

「疲れただけだから、体調悪いわけではないんだけどな」

みぃは、困った様な顔をした。

「明日、そう伝えたらいいよ」

「そうする」
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