俺たちの妹
「葵〜みぃ〜運んでくれる?」

「「はぁい」」


かな兄から声がかかり、ご飯を運ぶためキッチンへ移動した。

「ここにあるの運んで並べて」

「やった、唐揚げじゃん。俺かな兄の唐揚好き」

「沢山あるからいっぱい食べな」

「うん」


「.みぃは、葵が作ってくれたサンドイッチがあるよ」

「私はサンドイッチにしとく」

「うん。食べられる物を食べたらいいよ」

2人で運んで、テーブルに並べる。

3人でご飯を囲んで

「「「いただきます」」」


「うま〜い。かな兄、ほんと料理上手だよね」

「両親居ないこと多かったから、自然と身についたよ」

何てことない様にサラッと答えるかな兄。

ほんと憧れる存在だと改めて実感した。





「………ご馳走様でした」

半分食べ進めた頃、ポツリと聞こえた。


「頑張ったね」

頭を撫でるかな兄。

「結構食べれたね」

俺はにっこり笑った。


「うん、今日は結構食べれた気がする。葵、ありがとね」

俺にお礼を言ったみぃ。


「どうしてお礼?」

「葵とかな兄がいてくれたから、食べれたんだよ」

みぃは嬉しい言葉をくれる。
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