俺たちの妹
「ん?そう言う時は、高カロリーの点滴したりするよ。
みぃの体調管理はほんと難しいんだよ……
葵が医大に入ったら、葵に任せたいと思ってるんだけどね」


「……えっ?」

思ってもみなかった事を言われて驚いた。

「いい経験になるだろ?
しかも、自分の彼女なら努力を惜しまないだろうし」

何かを企んでる笑顔を見せるかな兄。


「大事な妹を学生の俺に任せていいの?」

「学生だから、時間を自由に使えるし、みぃとの時間は俺達兄貴より確実に多いだろ?
もちろん司も俺達もフォローはするけどね」

「考えてみる…
ってその前に医大合格しなきゃだね」

「葵の学力なら問題ないよ」

「かな兄、俺の学力知ってるの?」

かな兄に伝えだね事はないから半信半疑…


「彩に聞いたんだよ。
順位、いつもみぃより上だろ?
あの学校で、20位以内に入れてるなら充分だよ」

「そっか…彩先生か……
って、彩先生教えすぎっ」


「彼氏の俺にだからいいの。
俺は誰にも漏らさないし」

「かな兄なら別にいいけど…」
< 360 / 702 >

この作品をシェア

pagetop