俺たちの妹
最後の言葉を聞いて、納得したのか、かな兄もつーくんも少し安心した表情になった。
「じゃぁ、とりあえず病室に移動しようか。みぃ、歩ける?
無理そうなら車椅子に乗るか、抱き抱えられる事になるけど…」
さっき発作も起きて、自力で起き上がるのは無理そう…
車椅子にしてもらおうかな…
「つーくん、車椅子「俺が運びます」」
私の声を遮って、葵が言葉を発した。
「へ?」
驚いてる暇もなくヒョイっと抱き上げられた。
「ちょ、ちょっと、下ろしてよ葵っ‼︎」
「だ〜め。ってかみぃ、ちょっと痩せたんじゃない?軽くなってるよ」
うそっ‼︎
「ほんと?そんな事ないと思うけど…」
「…………そっか、俺の勘違いかな?」
一瞬間があったから、ほんとなのかも…
下ろしてくれる気配はないので諦める。
「ちょっとの差が分かる葵って凄いね」
感心して微笑むと
「っっ‼︎………みぃ。可愛すぎるから」
照れながらも褒めてくれた。
嬉しいな。
「ありがと、葵。お世辞でも嬉しいよ」
葵の胸に顔を埋めた。
この場所、やっぱり安心出来るな〜。
「お世辞じゃないんだけどな……」
葵の小さな呟きは、安心出来る場所を見つけた私には届かなかった……
「じゃぁ、とりあえず病室に移動しようか。みぃ、歩ける?
無理そうなら車椅子に乗るか、抱き抱えられる事になるけど…」
さっき発作も起きて、自力で起き上がるのは無理そう…
車椅子にしてもらおうかな…
「つーくん、車椅子「俺が運びます」」
私の声を遮って、葵が言葉を発した。
「へ?」
驚いてる暇もなくヒョイっと抱き上げられた。
「ちょ、ちょっと、下ろしてよ葵っ‼︎」
「だ〜め。ってかみぃ、ちょっと痩せたんじゃない?軽くなってるよ」
うそっ‼︎
「ほんと?そんな事ないと思うけど…」
「…………そっか、俺の勘違いかな?」
一瞬間があったから、ほんとなのかも…
下ろしてくれる気配はないので諦める。
「ちょっとの差が分かる葵って凄いね」
感心して微笑むと
「っっ‼︎………みぃ。可愛すぎるから」
照れながらも褒めてくれた。
嬉しいな。
「ありがと、葵。お世辞でも嬉しいよ」
葵の胸に顔を埋めた。
この場所、やっぱり安心出来るな〜。
「お世辞じゃないんだけどな……」
葵の小さな呟きは、安心出来る場所を見つけた私には届かなかった……